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本の紹介 脱「開発」へのサブシステンス論――環境を平和学する!2


郭 洋春(立教大学教授)
戸崎 純(東京都立短期大学教授)
横山正樹(フェリス女学院大学教授)編

法律文化社 定価2100円(税別)2004年6月発行

環境・平和研究会のメンバーが『環境を平和学する!――「持続可能な開発からサブシステンス志向へ』に続く本を出版しました。
NGOソーラーネットのスタッフでもある安部竜一郎が、第2章と第9章の一部を書いています。
==本の帯から==
サブシステンスで世界をみると、見えないモノが見えてくる!
近代を形成してきた開発主義の脱却をめざす
環境平和学からの新たな分析枠組みと理論
==

もくじ
はしがき  ……………………………………………………………………横山正樹

序 章 開発主義の近代を問う環境平和学  …………………………横山正樹

第?部  環境と開発の調和論を超えて――サブシステンス志向の平和創造

第1章  開発から脱開発の時代へ ……………………………………郭 洋春
第2章  環境問題アプローチの批判的検討 …………安部竜一郎・鴫原敦子
第3章  ジェンダーと環境 ………………藤岡美恵子・伊藤美幸・平井 朗
第4章  オルタナティブとサブシステンス視座 ……………………戸崎 純
第5章  オルタナティブ諸理論との交差と共鳴
       …………………………………宮寺 卓・大内 穂・蓮井誠一郎

第?部  開発パラダイムを超えて――オルタナティブなビジョンと運動 ・実践の展


第6章  今日のグローバリゼーションの起源と本質 …郭 洋春・戸崎 純
第7章  反グローバリゼーションのグローバル化 ……戸崎 純・鶴田雅英
第8章  環境破壊に対抗する 「グローカル・ネットワーク」と
       サブシステンス ……………………………………………栗田英幸
第9章  地域自立の社会システムとサブシステンス
      ……………………郭 洋春・安部竜一郎・大内 穂・小川景子
第10章 「核による安全保障」とサブシステンス …………………竹峰誠一郎

第?部  サブシステンス志向と地球社会の平和創造

第11章  国家安全保障からサブシステンスの安全保障へ ………蓮井誠一郎
第12章  近代世界システムを越えて …………………………………宮寺 卓
終 章  サブシステンス志向の世界像 ………………………………戸崎 純

==はしがきから==
・・・。
 近代世界システムの破綻の後に何が出現するのかをただ待つのではなく、
それに替わる次の時代を能動的に準備していく必要が私たちにはあろう。と
ころが現時点で次を見通すことは極めて困難だ。開発主義に代表される固定
観念が私たちの視野を現システム内に閉じ込めているからにほかならない。
 ほころびかけた現システムに生じたわずかな裂け目から次の時代を覗き見
るような努力、見えないものを見通す努力が不可欠となる。その裂け目に相
当するのが、開発主義からの脱却をめざすサブシステンス論あるいはジェン
ダー論といった、本書の核になっている平和学の論点と私たちは考える。見
えないモノを見るためのツールとしてこれらが役立つはずだ。
 近代にどっぷり浸った私たちが、これらのツールを手にして近代を洗い直
す作業に着手しようとしている。開発や人権、自由・平等・連帯、民主政治、
安全保障といった近代の諸価値を問い直していく。それは私たちが中にいる
ために普段は見えない近代という枠組みを可視化=相対化し、内側から無化
し、内破していくための営みとならざるをえない。だが、現時点ではあくま
でも近代の所産である社会科学的な方法を適用して作業は進められる。した
がってそれは近代を内破する近代的プロジェクト(企て)としてのサブシス
テンス論といえよう。
 中世から近代を開く大きな契機となったのが自然科学であったのなら、次
の時代を開く契機はいったい何か。そのカギのひとつが・・・
(以下は読んでください)
===
本書読者サポートのためのウェブサイト
http://e-peace.hum.ibaraki.ac.jp/subsistence/
を開設準備中です。
目次やはしがき、関連リンク集や正誤表、公表された書評、
あるいは筆者が執筆後に得た情報などが掲載される予定です。


また、『環境を平和学する!「持続可能な開発」からサブシステンス志向へ』も
増刷ができて発売中です。
目次は
http://e-peace.hum.ibaraki.ac.jp/heiwakankyo/text/index.html
にあります。
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著者の一人でソーラーネット・メンバーの安部です。「サブシステンス」という耳慣れない用語(カール・ポランニーやイワン・イリイチがお好きな方には、馴染み深い言葉ですが)が表題にあるため、とっつきにくいかもしれませんが、内容は意外と読みやすかったりします。特に第9章は、途上国の農村開発にご興味を持っていらっしゃる方にぜひ読んでいただければと思います。ソーラーネットの活動にも通じるのではないかなぁ。。
| 安部竜一郎 | 2004/09/22 4:42 PM |









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